注文住宅は施主と設計者が打合せを行いながら設計内容を決めるのが基本ですが、設計事務所では計画がまとまるまでには5回以上の打合せを行うのが普通です。それほど慎重に決めていかなければ施主の満足度を高めることはできませんので、希望を伝える際には曖昧な内容ではなく的確に分かりやすく伝えることが大切です。施主は希望をただ伝えれば良いというわけではなく、設計者と共通の認識を持たなければ意味がありませんので、口頭ではなく書面で記録を残すことが大切です。意思の疎通が図られていないと言った言わないでトラブルが起こりますので、希望条件に関しては書面で伝えることが基本となります。
確認申請に関わる内容は申請後に変更することが難しいですが、それ以外に部分に関しては施工中でも対応できることがあります。この際にも口頭での口約束では反映されない場合があります。設計事務所に依頼すると設計者と施工者が別になりますので、設計者から施工者に話が伝わらない場合があります。重要な内容は完成後に変更することが難しくなりますので、希望条件を伝えたり打合せの内容は記録に残すことが大切です。
注文住宅は完成するまで全体のイメージが把握しにくいのが特徴ですが、設計者は図面からイメージができているのが普通です。分からないことがあれば何でも質問や相談をすることがポイントになってきますが、注文住宅では設計者との関係を良好にすることが大切だと言えます。