省エネ住宅は高気密高断熱である必要があります。断熱は壁などに熱が伝わらないような素材を使うことで、外界からの気温の影響を少なくし、気密は家の空気と外の空気が交わらないように密閉した状態になることを指します。省エネ住宅としての性能はどのくらい高気密高断熱なのかを等級で表すことによって、ランク付けされています。等級はUA値という単位で示されています。

UA値とは住戸内外の温度差1度当たりの総熱損失量を、外皮の面積で除した数値のことです。この数値が低いほど等級は高くなります。最低等級は1で基準はありません。2級は1.67、3級は1.54、4級は0.87となっており、2022年4月から5級0.6以下が新設されます。

これでもまだ高気密高断熱の限界は程遠く、2022年内には6級と7級が追加される予定になっています。まだまだ改良の余地がありますので、今後の環境の変化や世の中の動きに合わせて、さらに高い等級が新設される可能性もあるでしょう。2025年4月からは新築住宅の断熱性を高めることが義務化され、4等級を満たしていない住宅は既存不適格となって建設することができません。新しく家を建てる場合はこうした変化にも対応していかなくてはならないので、住宅の種類やコストをしっかりと把握しておきましょう。

長期優良住宅として認定されるためには今までは4等級で良かったのですが、5等級が必要になるとされています。等級が上がることで建設コストは上がってしまいますが、住んでからの快適さが大きく変わってくるので、高気密高断熱レベルの高い住宅を作るようにすると生活の質が変わってきます。

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