寒冷地で積雪の多い地域に注文住宅を建てるならば、構造はスノーダクトに仕上げる住宅が増加しています。理由は当然ながら屋根からの落雪が無くなることで、除雪作業を短時間で済ませられることをあげられます。春から秋の季節に関しては快適性を得られますが冬期間の対策を十分にした注文住宅にするには断熱材を大量に使うことと、窓ガラスは全てをペアガラス以上の断熱効果のある資材を選ぶことも欠かせません。古い時代では2重窓が採用されてきた背景がありますが、現在販売されているペアガラス、複層ガラスの場合は1つのサッシで済ませられる手軽さと、かつての2重窓よりも断熱効果が高いので採用することにより暖房費用をカットすることにも役立ちます。

断熱材に関しては隙間を作らずに施工する方法があり、発泡ウレタンの他にもウレタンシートやガラスウールを合わせて施工したり、断熱シートや防音シートも入れておくことも推奨できます。寒冷地の注文住宅では、ガレージがあれば問題はありませんが、視界を遮らない方法ではカーポートの方が人気があります。導入すべきカーポートは積雪量に合わせた強度が必要とされ、柱や梁が太くて頑丈なこと、屋根部分も金属製のタイプが主流です。メーカーによって違いはありますが、寒冷地で積雪量の多い地域では、3メートル程度の積雪があっても雪下ろしを必要としないカーポートに利便性があります。

融雪香やロードヒーティングなども完備している注文住宅も多く、寒冷地では冬のことを十分に想定した設備と構造を作り出すことが必須です。