注文住宅を建てるにあたり、間取りやデザインを気にする人は多いですが、それらと同じほど悩むポイントとして空調の問題が挙げられます。近年ではマイホームに対して快適性や安全性を重視する人が増えて、注文住宅を建てるにあたり、全館空調システムを取り入れる住宅が増加傾向にあります。このような話を聞くと、注文住宅を建てるにあたり、空調システムを導入した方が良いのかと検討を始める人も多いことでしょう。そもそも全館空調システムとはどのようなものなのかと言うと、住宅の中全体の空気を冷暖房で調整し、室内で生じる温度差を解消するシステムのことを指しています。

一般的な住宅となると、リビングやそれぞれの部屋は快適な温度であったとしても、廊下やトイレ、脱衣所等は夏場には暑く、冬には凍えるような寒さであることも多いです。全館空調システムを取り入れれば、これらの場所も含めた上で一定の室温を保つことができるため、快適な暮らしの実現につながります。さらには温度の調整以外にも、24時間換気が行われるので、空気中に漂っている有害物質による影響、嫌な匂いなども抑えることができます。1台の室内機で換気を行いながら、部屋ごとに快適な室温で満たすことができます。

それぞれの部屋にはルームコントローラーと吹き出し口のみが設置されていて、部屋ごとの室内機は必要ありません。風が吹き出す音も静かで心地よく、不快な強い風が体に当たることもないため快適に過ごすことができます。